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洗足池
【せんぞくいけ】


大田区南千束(みなみせんぞく)2丁目にある池。東急池上線洗足池駅前。北方の清水窪(しみずくぼ)弁財天の池から湧き出る清水や,付近の谷から流出する水が集まった池で,古くは千束郷に属し,千束の池と呼ばれた大池で,池上(いけがみ)・池尻(いけじり)・池沢などの地名はこの池に由来するという。現在は周囲約1km。日蓮上人がこの池で足を洗ったことから洗足池と称するようになったという伝説があり,東岸の日蓮宗御松庵妙福寺には日蓮が法衣をかけたという「袈裟懸けの松」がある。また同寺付近には勝海舟の別邸洗足軒跡と海舟夫妻の墓がある。現在,池の一帯は洗足公園となり,ボート池となっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7061974