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明神礁
【みょうじんしょう】


青ケ島の南約58km,ベヨネーズ礁の東約8kmに生じた岩礁。昭和3年頃から海底火山が活動し,同21年新島が出現。発見直後の大きさは東西100m,南北150m,高さ30m。その後間もなく海中に没す。同27年再び活動。同48年にも噴火があった。現在は噴火作用はおさまり,島は海中に没している。付近の海底地形はベヨネーズ礁を外輪山の一画とし,明神礁をその中央火口丘の一部とする二重式火山であり,明神礁は形成過程の溶岩円頂丘が水面にあらわれたものと推定された。付近海面はカツオの好漁場である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7064783