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姥ケ谷
【うばがやつ】


鎌倉市稲村ガ崎,江ノ電稲村ケ崎駅のある聖福寺ケ谷の西側の支谷名。もと姥ケ懐という。「新編相模」には「姥ケ懐」とみえ,谷の広さを4町程,奥行15町余と記す。また里俗の説に元弘3年新田義貞が鎌倉攻めの時,ここに伏兵を置いたとも伝えている。「相州鎌倉極楽寺村絵図」に「姥ケ懐谷」とあり,腰越村に接する村境の地を示している。いまも「姥ケ谷」の小字が残っている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7065873