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大御堂ケ谷
【おおみどうがやつ】


鎌倉市雪ノ下,大倉幕府跡の前方,荏柄天神の参道の向かいにある,釈迦堂ケ谷西方の谷名。文治元年源頼朝が建立した寺院勝長寿院の別名「大御堂」にちなむ。勝長寿院は頼朝の父義朝の菩提を弔うため建てられたものだが,源氏の氏神鶴岡八幡宮に対する氏寺の要素ももち,特に「大御堂」と尊称して呼ばれた。「鎌倉志」には「大御堂谷は,文覚屋敷の東隣,歌橋の南向なり。阿弥陀山とも云ふ」と見える。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7066108