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小田和湾
【おだわわん】


横須賀市西部の佐島・長坂2丁目・御幸浜・長井町に囲まれた湾。相模湾に面する三浦半島西岸の湾の中では最も大きく,湾口の幅は約2km,湾奥まで約2kmある。三浦大介義明の第三子三郎義久が初めてここに住み,大田和を家号とした。小田和はその小名である(新編相模)。湾の北岸から西岸にかけて第2次大戦中に海軍により大規模に埋め立てられた。現在,湾奥の御幸浜には,海上・陸上両自衛隊の武山駐屯地があり,北岸には研究施設があり,高等学校に利用されている。湾の北西端となる佐島には餌イワシの蓄養漁業で有名な佐島漁港やヨットハーバーの佐島マリーナがある。また南西端に位置する長井町も歴史の古い漁港である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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