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小原台
【おばらだい】


横須賀市東方の走水(はしりみず)1~2丁目付近に広がり,第三紀の凝灰岩層からなる標高80~90mの平坦な台地。地形学・地質学でいう小原台面の模式地であり,今から約8万年前の高海水準期を示す地形(海成段丘)である。同時期に形成されたと考えられる海成段丘は南関東地域を中心に全国的に広がる。当台地は,古くから小原大根の産地として知られた。明治27年に堡塁砲台が築かれ,東京湾口の防衛基地であった。昭和30年には防衛大学校が設立されている。台地南部は現在観音崎ニュータウンなど宅地の開発が進む。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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