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可鶏夜麻
【かけやま】


「万葉集」に見える山名。「万葉集」巻14東歌中の譬喩歌に「足柄の吾を可鶏夜麻の穀の木の吾をかづさねも穀割かずとも」と見えるが,所在地は未詳。仙覚は「ワヲカケヤマ」と考え,「カクラノタケ」のことと説く。ただし「カクラノタケ」も今日その名をとどめず,矢倉岳を指したものかとの推定説を生んでいる。また「八雲御抄」では,足柄下郡箱根山中芦ノ湖近辺の山と推定している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7066303