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加入道山
【かにゅうどうやま】


足柄上郡山北(やまきた)町と山梨県南都留郡道志村の境にある山。標高1,418.4m。大室山の西にあり,北に道志川,南に中川川が流れる。石英閃緑岩貫入によって熱変成した新第三紀中新世の丹沢層群に含まれる大山亜層群からなり,山麓では石灰岩を含む変成岩(ホルンフェルス)が見られる。全山が深い樹林に覆われ,山頂付近にはブナの原生林がある。山名の由来は道志村では昔この山に大入道が住んでいたからだという説と,シカが多く,鹿入道が転化したという説がある。また,屋根をふくカヤや,牛・馬の飼料の草を刈る場所を「かにゅうどう」と呼んでいたことに由来するという説もあるが,いずれも確証はない。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7066397