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佐賀岡浜
【さがおかのはま】


鎌倉期に見える浜名。現在の三浦郡葉山町の一色(いつしき)海岸と考えられる。「吾妻鏡」養和元年6月19日条に,源頼朝が納涼のため三浦半島に遊んだとき,千葉広常は郎従50余人を連れて「佐賀岡浜」で参会したとある。「新編相模」は,この佐賀岡は真名瀬(しんなせ)の東に続く海浜で,三ケ岡のことだと記している。三ケ岡はもと一色村の小名であった。ちなみに,現在の大峰山(三ケ岡山)はこの付近の高山で標高141.9m。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7067024