100辞書・辞典一括検索

JLogos

8

勝上巘
【しょうじょうけん】


勝上岳ともいう。鎌倉市山ノ内と今泉台4丁目の境にある山。建長寺の背後に位置する。標高145m。「鎌倉志」には「方丈北の高山を勝上巘という。開山の坐禅窟あり,昔開山,此窟中にて坐禅したまひしなり。今窟中に石地蔵あり」とある。山頂には石祠と2本の刀を掘り出した奉納碑がある。また山頂のやや下には,半僧大権現を祀る半僧坊があり,その脇には開山の坐禅窟といわれる祠が残る。鎌倉アルプス縦走路の要で,建長寺から登り尾根伝いに天園・覚園寺方面へのハイキングコースとしてにぎわう。当山周辺の地層は,新第三紀鮮新世の上総層群下部の地層で,凝灰質砂岩や凝灰質砂岩泥岩互層からなる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7067360