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白銀山
【しろがねやま】


足柄下郡箱根町と湯河原町の境にある山。箱根火山の古期外輪山の南東側の峰の1つ。旧東海道畑宿の南東2kmに位置する。標高993.1m。須雲川が北東に山麓を流れる。須雲川を挟んだ畑宿の対岸,白銀山の北西麓(カルデラ内壁下部)には古期外輪山をつくった箱根火山第1期活動期の噴出物である玄武岩質溶岩を見ることができる。東の聖岳(838m)にかけて火山原面が広がり,これを弾正ケ原と呼ぶ。外輪山稜線は南西に大観山,北東に聖岳北方へと延びる。かつて関白道はここを通り石垣山へ続いていた。現在は箱根ターンパイクがこれに代わっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7067420