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高島台
【たかしまだい】


飯綱山・高島山とも呼ばれた(横浜市史縞)。横浜市神奈川区の南部に位置し,西区との境にある高台・標高約40m。下末吉台地の一部飯綱山の別称は山上に飯綱権現の社があったことによる。明治初期に高島町の埋立てを行った高島嘉右衛門がこの山上からその指揮をし,後年ここに居住したところから高島山と呼ばれるようになり,その後,高島台となった。明治期まで当高台には本覚寺山・清水山などの小山も続いていたが,開発が進むにつれてこれらの山はその形を変えた。本覚寺山は青木山延明院本覚寺裏山の俗称であった(同前)。また青木城の跡でもあり,永正7年権現山合戦の古戦場であるという(新編武蔵)。清水山は大日堂や天満宮を持つ清水山海養寺があり,かつては路傍に清浄な清水が湧いていたという(横浜市史稿)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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