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高取山
【たかとりやま】


鷹取山とも書く(厚木の地名考)。厚木市の北部にある山。丹沢山地の前山である中津山地に属する。標高522.1m,新第三紀後期の愛川層群の凝灰岩からなる。鷹狩に使用するタカを取ったことが地名の起源ともいわれる。高取山は丹沢山系のいちばん東部に位置し,東側山麓は比較的平坦な地形となっている。当山の東側を北西から南東方向に通る国道412号は県央部と津久井郡,あるいは山梨県方面を結ぶ主要な交通路である。江戸期には南東方の中荻野に荻野山中藩(小田原藩大久保家の分家)の陣屋が置かれていた。近年は都市化の影響を受け,東麓で宅地造成が盛んに行われている。東麓には大厚木カントリー倶楽部があり,南麓では採石が盛んである。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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