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天神島
【てんじんじま】


横須賀市佐島の地先にあり,長さ5~6mの天神橋で半島部と結ばれた周囲約1kmの島。島名は,菅原道真を祀った天満宮があることにちなみ,もとは飛島と呼ばれたと伝えられる(横須賀雑考),当島と北西約200mに浮かぶ岩礁および笠島一帯の面積約21万m(^2)が横須賀市博物館付属天神島臨海自然教育園となっている。県の天然記念物,ハマオモト(ハマユウ)の自生北限地であり,その他,暖帯性広葉樹林のヤブニッケイ・モチノキ,低木林のハマボウ・トベラ・シャリンバイ,海岸植物群落のアシタバ・ハマエンドウが生育する。当島・笠島および周辺水域は,貴重な自然が狭い地域に調和している地域として,県の名勝・天然記念物指定を受けている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7068052