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天柱峰
【てんちゅうほう】


鎌倉市山ノ内にある浄智寺の背後の山。標高約97m。山名は建武元年浄智寺に入寺した中国僧竺仙梵僊(じくせんぼんせん)が命名したという。竺仙は眺望すばらしいこの一峰を愛し,麓に塔所の楞伽院(りようがいん)を設け,また竺仙の詩文集を「天柱集」という。現在,山頂には竺仙の記念碑がたっている。かつて,ここに金宝(峰)松なる老松があったが,いまは枯れてない。松は遠くからも眺められたので,漁師たちが漁の行き帰りなどに拝んでいたという(金宝山浄智禅寺)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7068056