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堂所山
【どうしょやま】


津久井郡相模湖町と東京都八王子市の境にある山。小仏山地に属する。標高731m。中生代白亜紀後期あるいは新生代古第三紀の地層と考えられている小仏層群硬砂岩黒色頁岩互層および粘板岩からなる。当山は,大垂水(おおたるみ)峠・小仏峠・景信(かげのぶ)山・陣馬山と続く一連の山列上にあり,この尾根は神奈川県・東京都の境となり,ハイキングコースともなっている。「津久井郡勢誌」によれば,戦国期当山付近では小田原の北条氏と甲斐の武田氏との間の領地争いが激しかったため,領民は両家に対して年貢を半分ずつ納めたという。西に不動明王を祀った明王峠がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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