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南郷山
【なんごうやま】


足柄下郡湯河原町にある山。湯河原駅の北3.5kmに位置する。標高610.9m。箱根火山の古期外輪山の側火山の1つ。作業用の白銀(しろがね)林道が南の山腹を通る。西には自鑑水(自害水)と呼ばれる小さい泉がある。泉には,石橋山の合戦に敗れた源頼朝が,治承4年8月23日土肥椙山(すぎやま)へ逃げる際,ここに映った自らの姿を哀んで自害しようとして土肥実平に制止させられたという話,頼朝が自らの姿を映し敗走中に,乱れた髪をつくろったという話が伝えられる。西には採石場が集まり,南にはゴルフ場がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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