屏風岩山
【びょうぶいわやま】
足柄上郡山北(やまきた)町にある山。標高1,051.6m。東に中川川,西に世附(よづく)川の支流大又沢(地蔵川ともいう)が流れ,畦ケ丸(あぜがまる)から南に延びる尾根筋にある。この尾根筋はスズタケ・灌木・ブナが生え展望はよくないが,北の畦ケ丸の眺めに優れる。地質は丹沢特有の石英閃緑岩からなる。山頂は南北に細長い平頂で,木も生えない切り立った崖となっており,山名はササゴ沢の源頭にある五枚折の屏風状の巨岩があることによる。登山路としては,中川温泉から大滝沢―大滝峠(この間は東海自然歩道となっている)を経て至るルートがある。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7068736 |