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屏風山
【びょうぶやま】


鎌倉市小町と雪ノ下の境,宝戒寺の背後にある小山。小富士山の南西にある。「攬勝考」では,山名の由来を「屏風を立たる如きゆへ名とす」と伝える。山の西側の谷は葛西ケ谷で,元弘3年5月,北条高時一族が滅亡した東勝寺のあったところである。前方に滑川をひかえ,後方に急峻な屏風山を配した谷戸一帯は,要害堅固な地形であり,東勝寺も意図的に城郭として構えられていたことが,昭和50・51両年の発掘調査で判明した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7068739