法住寺ケ谷
【ほうじゅうじがやつ】

鎌倉市扇ガ谷，無量寺ケ谷（綱広ケ谷）の南隣にある谷名。法住寺（現在廃絶）があったことにちなむ。「新編相模」の法蓮寺跡の項に「鎌倉志に法住寺谷は無量寺谷の南なり，古律宗の寺の旧跡なりと載す，今法住寺の名村内伝へなければ此地なるべし，且地位も協へり」とあり，法蓮寺跡と法住寺跡は同じだとしているが，天保３年の「扇ケ谷村絵図」では，佐介ケ谷の支谷，鍛冶屋の北隣の谷を法蓮寺谷と記している。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7068919