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丸山
【まるやま】


足柄上郡山北(やまきた)町にある山。標高243.5m。北には山北の町並み,南には酒匂(さかわ)川が流れ,足柄平野が広がる。足柄層群の礫岩層からなる。かつては山頂に室生社があり,室生山と呼ばれた(新編相模)。現在,社はふもとに移されて室生神社となり,毎年11月3日に流鏑馬が行われる。治承4年7月23日,源頼朝が石橋山で兵を挙げた時,頼朝に背いたこの地の領主が,建久元年9月3日,鎌倉表において行われた流鏑馬で妙技を見せ,罪として没収されていた領地に復帰することができた。これを記念して,農民の手により神事として流鏑馬が行われて以来800年余の伝統を持つ。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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