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焼山
【やけやま】


津久井郡津久井町にある山。丹沢山地中央部近くの表尾根の塔ノ岳から北へ延びる尾根は丹沢山・蛭ケ岳(ひるがたけ)・焼山と続き東丹沢主脈と呼ばれており,その北端部に位置する。標高1,059.6m。山頂は鳥屋(とや)・青野原・青根の3集落の境界をなすので,昔から境界紛争が多かった。山頂には焼山権現が祀られ,雨乞の祈願が行われたという。山名は,昔カヤを繁茂させるためや隣村の植林を妨害する目的で作為的に火をつけたところから起こった名称との説もある。また,山に入ってカヤや草を刈る人が多く,しばしば失火から山火事が発生したので名づけられたともいわれる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7069448