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六国見
【ろっこくけん】


鎌倉市山ノ内・今泉台の境,円覚寺背後にある山。六国見山とも書き,六国岳・六国峠ともいう。標高147.4m。鎌倉では鷲峰山や十王岩などに次ぐ高い山の1つである。山上から伊豆・相模・武蔵・安房・上総・下総の6か国が眺望できるので名づけられたという。「新編相模」は「西は富岳・東北は筑波山をも遠望し,郡中第一の壮観なり」と伝える。越中と加賀の境にある礪波(となみ)山の最高峰を国見(くにみ)山とよぶように,六州の国見ができるほど高い山だというのであろう。当山の周辺に分布する地層は,新生代新第三紀鮮新世の上総層群で,主に砂岩泥岩の互層からなる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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