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青海川
【おうみがわ】


西頸城(にしくびき)郡青海町の南東部山地を深くうがって日本海に注ぐ2級河川。流長11.8km。源流は富山県境の犬ケ岳・白鳥山の青海町側東面のアイサワ谷・金山谷の渓流。上流域は中生代の来馬層が露出する。中流域は青海メランジェ帯と呼ばれる飛騨変成帯の外縁部の一部で,結晶片岩・変斑糲岩・蛇紋岩・輝緑岩などが混在し,断層の発達も著しい。下流域は黒姫山石灰岩地帯を浸食して深い谷を形成。中流の橋立地区には青海川硬玉産地(橋立ヒスイ峡)があり,白鳥山東麓には旧橋立金山跡がある。大正10年下流の谷底平野に設立されたセメント製造業電気化学工場青海工場に工業用水を供給。清水倉地区に工場の発電所がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7070948