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大川
【おおかわ】


岩船郡山北(さんぽく)町大字温出で中継川・小俣川が合流して日本海に注ぐ2級河川。流長1.56km。大川と呼ぶ流域は山北町温出以降の下流で,上流は,中継川と小俣川の両川に分かれる。ともに山北町の東端,山形県境の分水嶺に源流をもつ。小俣川は,雷川と向川がしな布の里として知られる大字雷で合流した川で,日本国山麓地帯を貫流して小俣渓谷を形成。中継川は,金剛川・山熊田川などが合流。さらに大字荒川で荒川と合流。大字温出で両川が合流,大川と名を改め,河口までの流域を大川谷と呼ぶ。流域の沖積地は穀倉地帯。また,支流域を含め良質の杉材を産する。河口の府屋は山北町の中心街で,木材の集散地として発達。下流の大谷沢地区に鮭の孵化場がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7071008