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櫛池川
【くしいけがわ】


長野県境関田山脈近くの光ケ原高原北側中頸城(なかくびき)郡清里村南端付近に源を発し,北流して上越市樋場付近で関川に注ぐ1級河川。流長約16km。主な支流に梨平峠に源をもつ清滝川がある。源流部は巨大な土石流台地で,未開発地域である。上流部は第三紀層からなる清里村の丘陵地帯で,狭い谷底平野を形成し,流域斜面は地滑りが多いが,高位まで棚田に利用される。谷底平野の中心集落は旧櫛池村の大字棚田。上越市大口で高田平野に出るが,ここに半径約5kmの開析扇状地を形成し,その中に岡嶺の丘陵をもち,下流部は上越市東部の水田農村地帯で自然堤防が発達している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7072653