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坂田峠
【さかたとうげ】


西頸城(にしくびき)郡青海(おうみ)町の西方山中の峠。北陸道最大の難所親不知子不知を避ける内陸部上路(あげろ)地区を通る迂回路にある。青海町南西部県境の白鳥山と北東にある尻高山間の鞍部に位置し,標高約600m。上路越ともいう。県境の境川支流上路川源頭と青海川源頭部を結ぶ。青海川沿いの橋立には明治中期に最盛期を迎えた橋立金山事務所跡が残る。峠名は坂田金時伝説に由来するという。峠から稜線続きの白鳥山は謡曲「山姥」の舞台であるが,金時は幼少時山姥に育てられたと地元に伝わる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7073382