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白田切川
【しろたぎりがわ】


中頸城(なかくびき)郡妙高村にある妙高山から東へ流出する1級河川。流長約9km。この川とほぼ並行して北部を流れる大田切川とともに代表的な田切地形の川。妙高火山火口原に源を発し,新赤倉温泉を経て,東頸城(ひがしくびき)郡妙高高原町田切集落付近で関川に注ぐ。源流部は中央火口丘にある妙高山と外輪山の赤倉山に挟まれた南地獄谷で,池の平温泉街を潤す湯本がある地域。付近は露出した赤い火山岩で崩壊しやすく,新赤倉温泉付近に土石流災害をもたらし,最近では昭和53年5月に発生,死者13人を出した。中流の妙高高原では土石流堆積物のため河床が浅くなり,多くの砂防堰堤が設けられている。関川に注ぐ下流付近では再び深い谷間を形成,国道18号改修以前には道路が上流側に大きく迂回してここを通過した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7074340