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須川峠
【すがわとうげ】


東頸城(ひがしくびき)郡安塚町須川と長野県飯山市西大滝とを結ぶ峠。標高1,080m。関田山脈の信越国境にある須川から菱ケ岳の東側を通り,信越国境の峠を経て,千曲川のほとりの西大滝に達する道で,信越の物資交流のほか,越後農民の信州野沢温泉にゆく湯峠道でもあった。近世は峠の上に茶屋も設けられるほど交通量が多かった。この峠越えはブナ林のなかを行くもので,ユキツバキの自生する豪雪地の道である。現在新潟・長野両県からそれぞれ峠の近くまで主要地方道飯山浦川原線を建設中で,近く連絡する予定。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7074571