100辞書・辞典一括検索

JLogos

7

諏訪峠
【すわとうげ】


東蒲原郡津川町清川と三川村行地との境にある峠。標高446m。峠名の由来は頂上に諏訪大明神を祀ったことからという。越後北部と会津を結ぶ会津街道上の重要な峠で,江戸期は新発田(しばた)・村上・黒川の諸大名が参勤交代に利用した。また江戸と佐渡を結ぶ三州三路の1路としても利用された。十返舎一九の「金の草鞋」に「会津より越後新発田まで至る街道のうちこの峠ほど高く難儀なるはなし……峠に至れば茶屋二軒あり。砂糖モチを売る。雑煮モチもあり」とある。近年は峠道にとぎれとぎれに残る敷石を殿様道と呼び昔の面影をとどめている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7074673