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水無川
【みずなしがわ】


信濃川水系魚野川の支流。魚沼三山の北西斜面,南魚沼郡大和町大倉字牧平地内に源を発し,途中柄沢川などを合わせて,小出町岡新田と大和町字天王町の間で魚野川に注ぐ1級河川。流長8.3km。上流部が渓谷をなし,幣の滝(100m余)・関門の滝(50m余)など数本の滝が連続している。流域で,盆石に利用する八海石と呼ぶ変質石英閃緑岩を産する。下流は黒土集落を扇頂にして八色原扇状地を形成。夏季は扇頂の豊富な流水も伏流となり,扇端では地表水も乏しく水無川となる。扇端の湧水を利用し,冬期間大崎菜の栽培が行われており,小出町地内に豊富な湧水を利用した内水面水産試験場がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7078263