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両津湾
【りょうつわん】


佐渡ケ島東部にある湾。湾は北東に向かって口を開き,湾奥には佐渡の玄関両津港がある。湾口は南の小佐渡山脈東端の両津市水津に属する姫崎と北の大佐渡山脈檀特山東麓両津市馬首を結ぶ線で約15km。湾の奥まで11kmほどで,平均水深20m。大佐渡山脈が冬の北西季節風をさえぎり,荒天時の避難港となっている。湾内には中世の椎泊港,近世の夷港,湊港,大川港,水津港などがあったが,いまは夷・湊を合わせて両津港だけが港として繁栄する。湾奥には砂州によってできた潟湖の加茂湖がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7079373