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大亦峠
【おおまたとうげ】


婦負(ねい)郡八尾(やつお)町桐谷(きりたに)と細入(ほそいり)村猪谷(いのたに)の境にある峠。標高730m。久婦須(くぶす)川の支流,大亦川の上流にある。江戸期には桐谷と猪谷の連絡道として,また飛騨からの間道として利用された。かつて八尾の商人が米を牛の背に積んで往来したというが,戦後も一時闇米の運搬ルートとして使われた。いまは峠付近の道はなくなり,山仕事以外に通る人はいない。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7080426