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小瀬峠
【おぜとうげ】


東礪波(ひがしとなみ)郡上平(かみたいら)村小瀬と城端(じようはな)町の境にある峠。標高約930m。「五ケ山と里方との境にあり。又城端より小瀬峠通り飛州境まで道程六里半」とある(宝暦十四年調書/越中志徴)。かつては城端から二ツ屋(ふたつちや)川をさかのぼり,細尾(ほそお)峠・小瀬峠を経て小瀬に至る山道があった。城端と五箇山を結び,さらに五箇山を経て飛騨に通ずる街道の要衝であったが,現在は廃道となっている。峠には北陸電力の小屋があり,細尾峠から袴腰(はかまこし)山に至る尾根づたいの登山道が通る。昭和52年,細尾峠から小瀬峠北側の山腹を迂回して,袴腰山東側の鞍部から小瀬に至る林道が建設された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7080531