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餓鬼谷
【がきだん】


下新川(しもにいかわ)郡宇奈月(うなづき)町にある黒部川右岸の支谷。長野県境の唐松(からまつ)岳の南西斜面,同じく五竜(ごりゆう)岳の北西斜面の水を集め,餓鬼山の南麓を西流し,温泉の自然湧出で有名な阿曽原の下流で黒部川に入る。餓鬼谷も谷口の右岸で数百mにわたって熱湯が湧出する。最上部の大黒(だいこく)岳近くに大黒銅山跡があるが,明治期に採鉱・精練を行っていた。現在も左岸に坑口が蜂の巣状に連なり,川底に鉱滓が散乱している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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