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国分浜
【こくぶはま】


小矢部(おやべ)川河口から西方2kmにわたる浜。浜の名は,「いにしえ国分寺の寺跡に村立せし故に,国分村と呼びたる」地にあることによる(越中志徴)。江戸期には浜街道が通っていて,加賀藩による慶長6年以来の往還植樹による松並木があった。かつては西に続く雨晴(あまばらし)海岸とともに海水浴場としてにぎわったが,伏木(ふしき)港の拡張と周辺の重化学工業地帯の発展で,現在では大半が埋め立てられ工場用地となっている。わずかに西端の岩崎鼻(いわさきばな)灯台周辺に往時の名残をとどめる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7081360