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栃津川
【とちづがわ】


中新川(なかにいかわ)郡立山(たてやま)町を流れる白岩(しらいわ)川の支流。流長約15km。源流は同町座主坊(ざすんぼう)地内に源を発して西流し,岩峅(いわくら)寺付近で,常願寺(じようがんじ)川扇状地の東縁を北流して,中新川郡の舟橋(ふなばし)村と上市(かみいち)町の境界線で白岩川に合流する。上流の下田(しもだ)では若狭(わかさ)川と呼び,下田の長者の娘若狭にまつわる伝説に由来する。富山県民謡「米道(よねみち)踊り」の米道村はこの川沿いにある。この川は灌漑に利用される反面,常願寺川右岸の用水が集中し水路が狭いうえ,屈曲が激しく,たびたび出水した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7082921