布滝
【ぬのだき】
東礪波(ひがしとなみ)郡井波(いなみ)町東部,東大谷(ひがしおおたん)川上流にある峠。八乙女(やおとめ)山北斜面に位置する。高さ約10m。標高460m。浸食に強い安山岩質の岩稲(いわいね)累層が滝壁に露出している。滝の上流域が狭いため水量はそれほど多くはない。滝口幅は約50cmで,落下する水は下方で1.5mほどに広がり,滝壷は畳2枚分ぐらいの大きさである。滝から落ちる水の様子が布を垂らしたような形に似ているのでこの名がある。滝壷のすぐそばを林道東大谷線が通る。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7083529 |