猫坂峠
【ねこざかとうげ】
婦負(ねい)郡婦中(ふちゆう)町高塚(たかつか)にある坂。高塚と平等(だいら)を結ぶ。標高130m。高塚と平等のネコがこの峠であいびきするという伝承による命名。江戸期には富山藩10万石と加賀藩100万石の境界であったので,養蚕用のクワの葉の取締りをする小屋があったという。このあたりは渡り鳥の移動コースにあたるので,峠の東側,標高140mのところに婦中鳥類観測1級ステーションが設置されている(昭和49年10月開設)。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7083543 |