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八郎坂
【はちろうざか】


中新川(なかにいかわ)郡立山(たてやま)の称名(しようみよう)川左岸にある坂。八丁坂・称名坂ともいう。称名川河畔から弥陀ケ原(みだがはら)へ登る坂で,高差550m。大正末期に山案内人の佐伯八郎が立山登山の新道として開いたもの。それ以前は,千寿ケ原(せんじゆがはら)から材木(ざいもく)坂を登って美女平に出るのが立山登山の道筋であった。称名滝(しようみようがだき)の雄姿を満喫でき,滝見台もあるが,昭和30年に立山有料道路が開通しバスが運行されてから,すっかりさびれた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7083690