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室牧川
【むろまきがわ】


婦負(ねい)八尾(やつお)町室牧・仁歩(にんぷ)地区を貫流する川。岐阜県河合(かわい)村の山中白子(しらこ)谷に源を発し,上流では大長谷(おおながたに)川,下流では井田(いだ)川と名を変え,富山市有沢(ありさわ)橋下流で神通(じんつう)川に注ぐ。室牧という名について「婦負郡誌」には「当地は四方山岳を以て囲繞せられて中央に一大窪地をつくり一川其渓間を貫流し渓流に沿い中窪なる地に二十六個の村落散在して暖かなること室の如くなるを以て室牧谷という」とある。井田川総合開発事業のかなめとして築造された室牧ダムと同発電所や,下流に下ノ茗(したもみよう)温泉がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7084863