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脇谷
【わきだん】


東礪波(ひがしとなみ)郡上平(かみたいら)村地内の川。流長約2km。猿ケ山に源を発し,西赤尾(にしあかお)で庄(しよう)川に注ぐ草谷(くさだん)の支谷。合流点近くに水田開墾のための用水取入れ口があるが,これは明治38年トンネルによる引水を計画し岩瀬(いわせ)家(合掌造の家屋は重文指定)が私財を投じ,2代にわたる努力で同40年完成し,4haの開田に利用された。山の両側から掘削し,ズレはわずかに30cmで,世人の耳目をひいた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7085259