大道谷川
【おおみったんがわ】

「おおみちだにがわ」ともいう。福井県境から白峰(しらみね)集落の西を通り，白峰の北約１kmで牛首川に合流する支川。１級河川。流長5.7km。五十谷・大道谷・太田谷などの谷に分かれ，出作小屋や永住家屋が散在していたが昭和38年の豪雪を境に経済変動の影響で人家が減少，現在は五十谷と大道谷・太田谷の合流点にある堂の森にわずか残るのみ。堂の森の西北にある西山（標高857m）の南斜面が比較的緩やかなのを利用して，白峰村が山村振興のパイロット事業を行い，桑畑・養蚕場が営まれた。川沿いに国道158号が通り，谷隧道を経て福井県勝山市に通ずる。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7086091