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木曽坂
【きそざか】


金沢市街地東寄り,宝町から西北の東兼六(ひがしけんろく)町を経て扇町へ下る坂道。小立野(こだつの)台地から浅野川の河岸段丘へ緩やかに傾斜する。「郷土辞彙」に「此の谷には百々女木(どどめき)の橋よりつづいた渓流があって,そこから材木町へ出るまでの風致が信濃の木曽路に似ているといふので木曽坂……」と記す。曹洞宗宝円寺の裏門付近に発したので裏門坂と称したが,明治4年の戸籍編成に際し現名称となった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7086733