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大聖寺川
【だいしょうじがわ】


県の西端に流域をもつ。2級河川。流長約40km・流域面積209km(^2)。福井県境にある大日(だいいち)山(標高1,368m)の西斜面に源を発し,九谷古窯跡(国史跡)のある江沼郡山中町九谷で千束川・杉ノ水川を合し,我谷(わがたに)ダムで大内川と合流,山中温泉東側の鶴仙渓を経て,加賀市大聖寺を貫流し,塩屋港で日本海に注ぐ。下流部で蛇行現象が著しく,三谷(みたに)川の合する大聖寺永町付近でよく氾濫したが,昭和40年中流部に我谷ダムが完成,以来,被害はなくなっている。北潟湖の湖口と合流するあたりに,北陸では珍しい常緑広葉樹林の原生林鹿島の森(国天然記念物)があり,植物学上重視される。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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