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大日川
【だいにちがわ】


小松市東南部から石川郡鳥越(とりごえ)村を流れる手取川最大の支流。1級河川。流長33.7km。小松市南部,福井県境の大日(だいにち)山(標高1,368m)を水源として北流し,丸山町から北東に流れをかえ,鳥越村三ツ瀬の東で白木越付近に水源をもつ杖(つえ)川,相滝(あいだけ)付近で堂川を合わせ,河合(かわい)で手取川と合流する。阿手(あて)には昭和27年より17年の歳月をかけて完成した大日川ダムがある。堤高56.9m,堤長238mの重力式ダムで,洪水調節・灌漑・発電を目的とした多目的ダム。湖底にはかつての小松市小原町が没した。阿手の西には鳥越高原大日スキー場がある。県道丸山鶴来線が川に沿って延びており阿手まで北鉄バスが運行。流域の別宮(べつく)は鳥越村の行政の中心で釜清水(かましみず)隧道によって国道157号と,三坂隧道で小松市中海町と結ばれている。別宮の北には加賀一向一揆の最後の砦,鳥越城跡がある城山,合流点の西には陶石の採掘が行われる河合鉱山がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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