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千の浦
【ちのうら】


海士崎(あまざき),尼崎ともいう(能登名跡志)。羽咋(はくい)郡富来(とぎ)町西部西海地区南西端の岩石海岸。北東部に約120~200mの低山,南西側に3段の海岸段丘が発達する。河川らしいものはなく,段丘面を開析して流れる小河谷が南流,日本海に注ぐ。海岸は岩礁性だが急峻ではなく,汀線の出入が多く,74戸が背後の段丘に接して分布。古来,漁業を主とし,今日では船員(54人)の村の観が強い。段丘面の大小多数の溜池を利用,自給用の水田・畑作が行われる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7088298