鶴来谷
【つるぎだに】
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手取川,およびその支流直海谷(のうみだに)川・大日川流域の地域通称。明治以降,石川郡鶴来(つるぎ)町に一六市が開かれ,白山麓の物資が市に出されるようになってからの呼称。はじめ,鶴来町への日帰り圏の同郡河内(かわち)村・吉野谷(よしのだに)村,能美(のみ)郡鳥越(とりごえ)村の範囲をいったが,その後,道路網の整備と金名鉄道の開通により,能美郡尾口(おくち)村・白峰(しらみね)村を含むこれら白山麓5か村を指すようになった。ちなみに,吉野煙草の名は明治以降鶴来煙草の名で呼ばれるが,その産地は吉野谷・鳥越の両村であった。当地域は県内屈指の豪雪地帯としても知られる。
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![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7088398 |