100辞書・辞典一括検索

JLogos

6

富来川
【とぎがわ】


富木川とも書く(能登名跡志・加越能大路水経)。羽咋(はくい)郡富来町の東北端から西南流,市街地で日本海に注ぐ2級河川。流長12.39km。山間の切留(きりどめ)に源を発し,上流は河内川。地保川・鵜野屋川・入釜川・尊保川を合わせ,貝田に至って貝田川。東小室で瀬木川を合わせ,富来の市街地では領家(りようけ)町と地頭(じとう)町の境を流れ富来川となり海に注ぐ。水源から中和田までは山間部,上和田より河口までは能登有数の沖積平野を形成。中流から下流にかけて右岸に河岸段丘が発達,畑や集落が点在する。河口は,かつては港として栄えたが,現在は小型漁船の停泊地として利用されるのみ。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7088509