長滝
【ながたき】
能美(のみ)郡辰口(たつのくち)町長滝の東南にある7滝の総称。「能美郡名跡誌」に長滝村の名称の起こりが七滝であると伝えている。同町大口(おぐち)の盆地端より7段に流下する川で,約50mの落差すべてが滝によっており,またこれほどの規模の滝が平地に存することで古くから知られている。第1の滝は落差約8m,2条または3条,第3の滝は幅10m,落差12mと最大規模。第7の滝は落差7mぐらいであるが滝壺が最も大きく見ごたえがある。山間部の滝と違い,農地間を貫流しており,水質はよくない。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7088679 |